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鋳造品
鋳包み(いぐるみ)パイプ 素材
 金型鋳物製品内に鋼管、銅管などを埋設する技術です。この技術は、樹脂金型の温度調節用回路として活用しています。
 製品面と一定の距離で銅管・鋼管の埋設が可能です。熱伝導も良く、金型の昇温・冷却に効果があります。
■銅管タイプ
 亜鉛合金(ZAS)材に銅管を使用した製品です。銅管の選択理由はZAS材の融点が低いため、銅管が溶けないことと、銅管は曲げ加工が容易な事です。特長は、機械による穴加工にくらべ自由な配管経路が可能な点です。その為、熱伝導率の高い金型となっています。
■金型への効果
 高温での成形が必要な金型、細かい温度管理を要求される金型に効果を発揮します。 鋳物特有の肉厚変化のあるものや、肉厚の薄いものへ柔軟に対応できます。
■鋼管タイプ
 配管素材に鋼管を使用する普通鋳鉄(FC)ダクタイル鋳鉄(FCD)の製品です。
 通常の溶湯温度では、鋼管は溶けてしまいます。当社では、鋼管を溶かさない鋳込み技術を確立し、特許技術として公開しています。
 銅管に比べて、口径が大きく肉厚であるため配管経路の自由度は失いますが、形状にそった経路が可能です。
鋳包み配管の金型設計
 鋳包み配管の採用や経路は、お客様との打ち合わせにより決めています。
 金型内部の配管経路は全て3D設計でレイアウト検討しています。
 
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